フィラリア薬を使ったときの副作用とは

元気な犬の画像フィラリア予防薬は安全性が高く作られており、副作用が引き起こされる可能性はとても低いです。

インターネットでは、フィラリア予防薬は副作用が多い薬であるかのように語られている場合がありますが、これは昔の話です。

しかし、安全性が高くなったフィラリア予防薬でも、副作用が全く存在しないわけではありません。

薬を飲むことで得られる効果と副作用は切っても切れない深い関係にあり、どれだけ安全な薬でも副作用は存在しています

 

フィラリア薬の副作用を知っておくことの重要性

副作用を調べる女性の画像フィラリア薬を上手に使うためには、どのような副作用があるのかを知っておくことが大切です。

よくある副作用の内容と対処法を知っておくことによって、何らかの副作用が現れてしまったときでも素早く対処できるようになります。

より安全に愛犬のフィラリア予防をするためにも、フィラリア予防薬の副作用を確認しておきましょう。

 

飲ませたあとに下痢や嘔吐をしてしまった!

グッタリしている犬の画像フィラリア予防薬によくある副作用として報告されているのが、下痢や嘔吐です。

これらの症状は、フィラリア予防薬の副作用の中でもあらわれる可能性がもっとも高いものです。

飲ませた予防薬が愛犬の体に合っていないことが原因として考えられるので、下痢や嘔吐をしたときは動物病院へ連れていき獣医師と相談してフィラリア薬の種類を変えてみましょう

また、嘔吐は症状があらわれたタイミングによって薬の成分が十分に吸収される前に体外に排出されてしまっている可能性があります

この場合は当然、フィラリアの予防効果が薄れてしまっている可能性が高くなるため獣医師と相談した上で時間を置いてから再投与しましょう。

 

下痢をしてしまった場合、薬が合っていない以外にもストレスが原因として考えられます

犬の性格によっては予防薬を飲むときに大きなストレスを感じ、それが症状の引き金になったパターンもあります。

特に動物病院で予防薬を処方してもらった場合、動物病院に行ったことが大きなストレスとなってしまって副作用の発症に繋がってしまった可能性もあります。

もしこのようなパターンに当てはまりそうな場合は、投与した日や動物病院に連れて行った日から数日経ったあとに、もう一度フィラリア予防薬を飲ませましょう。

 

いずれの場合でも絶対にしてはいけないのが、下痢や嘔吐の副作用があらわれたのに動物病院へ連れていかず何もしないことです。

よくある副作用ならそれほど危険ではないだろうと感じてしまうかもしれませんが、だからといって放っておいても大丈夫だろうと安易に考えてはいけません。

必ず動物病院へ連れていき、かかりつけの獣医師としっかり相談して適切な対処をしましょう。

 

飲ませたあとにぐったりしてしまった……

グッタリしている犬の画像下痢や嘔吐だけでなく予防薬を飲ませたあとに食欲が落ち、ぐったりしてしまったというパターンもあります。

食欲不振ぐったりするというのも、フィラリア予防薬の副作用として報告されているものの1つです。

時間が経てば食欲が戻り元気になることもありますが、重篤な副作用であるアナフィラキシーショックを起こしている場合もあります

特に投与してから短い時間でぐったりしてしまった場合は、アナフィラキシーショックである可能性が高まります。

 

アナフィラキシーショックは危険性が高く、発症してから数時間や数日で命に関わることもあります。

この場合、薬の成分が体に合っていない可能性が高いので、速やかに動物病院へ連れていきましょう。

その際にフィラリア予防薬を飲ませたこと、飲ませた予防薬の種類やどのメーカーで作られたものであるか、飲ませた時間や症状を忘れずに伝えましょう。

これだけでも十分ですが、今までの予防歴もあわせて伝えると、より適切な処置をしてもらうことができます。

これまでの予防歴を覚えている場合は、忘れずに伝えておきましょう。

 

ぐったりした症状は、一過性のものかアナフィラキシーショックによるものか、ぱっと見ただけで判断するのは非常に困難です。

決して自分で判断しようとせず普段お世話になっている獣医師の指示を仰いでください

 

そのほかに報告された症状は?

グッタリしている犬の画像下痢や嘔吐、ぐったりする以外にも、呼吸困難や痙攣、歩行時のふらつきもフィラリア予防薬の副作用として報告されています。

また、流延や意識障害、場合によっては皮膚アレルギーなどの症状が現れることもあります。

これらの症状が現れたときも、速やかに動物病院へ連れていき、獣医師の診察を受けてください。

ほかにも、薬を与えたときの共通している症状として顔面腫脹や蕁麻疹が現れる場合もあります

顔面腫脹はムーンフェイスとも呼ばれており、遺伝による影響があるのではないかと考えられているため、完全に避けるのは困難です。

1回でもこのような症状が現れたときは、使用しているフィラリア予防薬の変更も検討しましょう。

 

フィラリア予防薬で重篤な副作用が現れることは滅多にありません

しかし、フィラリア症に感染した状態で予防薬を飲ませると、ショック症状やアレルギー反応を起こし、重篤な症状に繋がる可能性があります。

フィラリア症に感染した状態で、予防薬を飲ませるのは絶対に避けましょう。

 

 

副作用があらわれたときの対処法

フィラリア予防薬の副作用があらわれたときの対処法は、「速やかに動物病院へ連れて行く」ことです。

どのような症状があらわれた場合でも対処法は共通しているので、しっかり覚えておきましょう。

速やかに動物病院へ連れていこう

獣医とペットの画像フィラリア予防薬の副作用は、投与してから30分後に一番あらわれやすいといわれています

30分後にあらわれなくても、投与してから12時間は薬が体内に残っているため少し遅れて副作用があらわれる可能性もあります。

もし副作用があらわれても速やかに対処できるよう、フィラリア予防薬を投与するときは動物病院に連れて行ける日と時間を選ぶと何かあったときにすぐに対応できます

そして投与したあとは、しっかりと愛犬の様子を観察し、いつもと違う様子はないか念入りにチェックしましょう。

また、投与するときの犬の体調によって副作用があらわれる可能性が高まります

事前に愛犬の体調をしっかりチェックし、少しでも体調が悪そうなときや異常らしきものがみられるときは予防薬の投与を避けましょう。

 

用法用量を必ず守ろう

薬の画像ペットの体重によって適しているフィラリア予防薬の有効成分量は違います

そのため、多くのフィラリア薬で飲む犬や猫の体重に合わせて用量が違う複数の種類があります。

小型犬用、中型犬用、大型犬用、場合によっては超大型犬用というように分けられているので、愛犬の体重に合っているものを選びましょう。

用法用量を間違えて投与すると、フィラリア予防薬が効果を発揮しなかったり成分の配合量が多くて副作用が現れやすくなってしまったりします

フィラリア予防薬を選ぶ際は、必ず事前に愛犬の体重を量り、適した種類のものを選びましょう。

 

フィラリア薬の副作用は過度に怖がらないで大丈夫

元気な飼い主とペットの画像日本では、副作用がある薬は危険な薬というイメージが昔からあります

フィラリア予防薬は危険な薬だと主張している情報でも副作用があることが理由だったりということも。

確かにそのような薬もありますが、フィラリア予防薬はそういった薬には当てはまりません。

もし副作用が現れてしまった場合でも、速やかに対処をして獣医師に診てもらえば重い結果に繋がることもほとんどありません。

また、どのような薬にも作用と副作用がそれぞれあるわけで、副作用が無いように見える薬は実は副作用が現れづらいというだけで副作用が無いわけではありません。

だからこそ、フィラリア予防薬の副作用に過度に怖がらないで大丈夫なので安心してください。

逆にいうと副作用を怖がった結果、フィラリア症に感染して発症してしまう方がペットにとっても飼い主にとっても不幸な結果を招くことになります。

そうしたことにならないように適切にフィラリア薬を使ってフィラリア症を予防しましょう。