フィラリア予防薬の投与はいつから始める?

考える女性の画像フィラリア予防薬は、正しい方法で与えることによって確実な効果を発揮します。

間違った方法で与えたり、正しいタイミングを守らないとせっかくの予防効果が弱まってしまい、フィラリア症の確実な予防効果がなくなり、フィラリア感染のリスクが高まります

そのため、フィラリア予防薬の投与時期や正しいタイミングを守ることは非常に重要です。

では、フィラリア予防薬を投与する時期はいつからいつまでなのでしょうか。

 

フィラリア薬をスタートする時期は「蚊を多く見かける時期」

蚊のイメージ画像フィラリア予防薬を投与する時期は、簡単に言うと「蚊を多く見かける時期」です。

より具体的に説明すると、「蚊を見かけるようになって1ヶ月後から、蚊をあまり見かけなくなって1ヶ月後」までが一般的な投与期間です。

フィラリア症は蚊によって媒介される病気のため、蚊に刺される可能性が高い時期に合わせて、予防薬を投与します。

蚊が多い夏の間だけ投与すればいいというイメージもありますが、夏の間だけ投与するのでは確かな予防効果を発揮しないので注意が必要です。

早くて4月、遅くても6月から投与をはじめ蚊が少なくなる12月に投与を終えましょう。

また、全ての錠剤を飲ませきることが大切なので、12月に入っても錠剤が残っている間は投与を続けましょう。

 

調節が必要な場合もある

気温や蚊の状況を調べる女性フィラリア予防薬の投与期間は、必要に応じて調節しなくてはならない面もあります。

先ほども少し触れましたが、5月や6月から12月までというのは、あくまでも一般的な投与期間です。

蚊がどれくらいの時期まで活動しているかは、住んでいる地域によって変化します

沖縄のように温暖な気候の地域であれば、12月になっても蚊が活発に活動しているかもしれませんし、反対に北海道のように寒い地域だと5月や6月になってもなかなか蚊を見かけないかもしれません。

フィラリア予防薬の効果をより引き出すためには、住んでいる地域の気候に合わせて、ある程度調節する必要があります。

地域ごとの投与期間の大体の目安は、下記を参考にしてください。

 

北海道:7月~11月

東北:6月~11月

関東甲信越:5月~12月

北陸:6月~12月

東海:5月~12月

近畿:5月~12月

中国・四国:5月~12月

九州:5月~12月

沖縄:1年中

 

また、最近は地球温暖化の影響で全国的に暖かい時期が長くなっています。

その分、蚊の活動期間も延び前までは蚊を見かけなかった時期に入っても姿を見かけることがあります。

日本の環境そのものが変化しているといえるので、前よりも少し長めにフィラリア予防薬を投与するべきだという声もあります。

一般的な投与期間を守りつつ、住んでいる地域や環境に合わせて調節し確実にフィラリアの予防を行いましょう。

 

フィラリア予防薬はなぜ1ヶ月後からのスタートなのか

何故なのか考える女性フィラリア予防薬は、なぜ蚊を見かけるようになってから1ヶ月後に投与を始めるのでしょうか。

蚊を見かけるようになってからすぐに投与を始めないのには、フィラリア予防薬の作用の仕方に理由があります。

フィラリア予防薬は、蚊が媒介したフィラリアの幼虫をまとめて駆除することで、フィラリア症を予防する効果があります。

つまり、予防薬を飲んだ犬の体内にフィラリアの幼虫がいなければ、予防効果を上手く発揮できません。

蚊を見かけるようになってからすぐに投与しても、タイミングが早すぎてまだ体内にフィラリアの幼虫が入り込んでいない可能性があります。

 

また、フィラリアの幼虫は犬の体内に入ると、まず皮下組織や筋肉、脂肪の中に潜みます。

ここに潜んでいる間なら、駆除しても犬の体に大きな影響を与えることがないためペットへの負担もありません。

しかし、フィラリアの幼虫が入り込んでから2ヶ月が経過してから予防薬を使うと犬の体に大きな悪影響を与えてしまうだけでなく、成長してしまったことによってフィラリア症を発症してしまうリスクが高まります

場合によっては命に関わることもあるので、予防薬を投与するタイミングが遅すぎてもいけないことがわかります。

そのため、早すぎず遅すぎないタイミングとして蚊を見かけるようになってから1ヶ月後のタイミングに投与するように設定されています。

 

フィラリア薬を投与するタイミングは?

適切に投与した女子フィラリア予防薬は基本的に、どのようなタイプであっても毎月1回投与します。

このとき、投与するタイミングが「毎月同じ日付」になるようにしなくてはなりません。

日付に関係なく毎月1回投与すればいいというものではないので、フィラリア予防薬を使うときは、この点に気をつけましょう。

 

なぜ毎月同じ日付というタイミングになっているのか、疑問に感じたことがある方も多いことでしょう。これはフィラリア予防薬の特徴に起因します。

⇒フィラリアの特徴的な効果とは?

 

現在使われているフィラリア予防薬はさかのぼり効果によって1ヶ月前から投与までに体内に入り込んだフィラリアの幼虫を一斉に駆除します。

そのため、1か月に1回好きなタイミングで投与した場合、効果が及ばない期間が出てくる可能性があります。

3月1日に投与し、次の投与が4月30日だと、

フィラリア予防薬が投与されていない期間は60日

フィラリア予防薬のさかのぼり効果は30日程度といわれているので、60日間の前半30日の間にフィラリアに感染してしまっていた場合には予防薬の効果が発揮されません

当然、その期間にフィラリアを持つ蚊に刺されてしまっていれば、予防薬を使っているのにフィラリアに感染してしまうという可能性が出てくるわけです。

このような事態を防ぐために、フィラリア予防薬の効果が及ぶ期間を考えて投与するタイミングを考えておく必要があります。

少ない負担で愛犬のフィラリア症を予防できるように、フィラリア予防薬を投与した日はカレンダーやスケジュール帳に印をつけて忘れないようにしましょう

カレンダーやスケジュール帳を見る習慣がない場合、飲ませ忘れを防止する目的で作られたスマートフォンアプリを活用するのも有効です。

 

フィラリア薬は最後までしっかり投与することが重要

フィラリア薬のイメージフィラリア予防薬は、最後まできっちり投与することが大切です。

フィラリア症を発症する原因はフィラリアの幼虫を持った蚊に刺されることです。

その結果、体内でフィラリアの幼虫が成虫へと成長しフィラリア症を発症します。

これは、蚊に刺されなければ原因になるものが体内に入ってこないのでフィラリア症も発症しないということになります。

だからこそ、多くの方が蚊の姿を見かけなくなれば蚊に刺される心配もなくなるので、フィラリア予防薬の投与が必要なくなるかのように思えます。

実は、ここにフィラリア予防の落とし穴が隠されています。

 

蚊をあまり見かけなくなってきたからといって、最後の錠剤を飲ませる前に投与を中止してしまうと、フィラリア症を発症する可能性が高まってしまいます。

フィラリア予防薬は1ヶ月ごとに投与することで、体内に侵入したフィラリアの幼虫を駆除して予防します。

たとえば6月に蚊に刺されても、7月に投与する予防薬が効果を発揮してフィラリア症を予防します。

10月にフィラリアの幼虫が体内に侵入した場合、11月に予防薬を飲ませて体内に入ったフィラリアの幼虫を駆除する必要があるわけです。

しかし、11月になって蚊を全く見なくなったからといって投与をやめてしまうと、10月に侵入したフィラリアの幼虫を駆除することができずフィラリア症に繋がってしまいます

予防薬を飲ませていたのにフィラリア症になってしまったというのは、上記のような投与期間を間違えてしまったり、間違った使い方をしてしまうからです。

「涼しくなってきたし、蚊も見かけなくなってきたから大丈夫だろう」と自己判断して投与をやめるのではなく、最後の錠剤まできっちりと投与してより確実なフィラリア予防をおこないましょう。